2020年5月9日〜10日にかけて、YouTuberのゆゆうたさんが、24時間ピアノ演奏生配信に成功しました。
この企画は、24時間ピアノの鍵盤から指を離さず、メロディを奏でつづけるというもの。
ご飯も食べず、オムツをし、この極限の企画に挑戦したゆゆうたさん。
自宅の部屋から24時間のリアルタイム配信で、眠気や空腹、疲労と戦いながら、ピアノを引き続ける様子は、臨場感にあふれていました。
なんとなくオススメに出てきたので見始めましたが、いつのまにか目が離せなくなってしまうほどの動画だったと思います。
普段の『ゆゆうた』さんは、ピアノ自体の技術はあるものの、下ネタ系のコンテンツばかりあげていたり、それをネタにされていたりと、いわゆる汚れキャラでおもちゃにされるタイプの人気者。
しかし、今回の動画を見て、その根性とやり抜く姿に感銘を受けた人も多いのではないのでしょうか。
今回は、私なりに感銘を受けたポイントをご紹介します。
ゆゆうた24時間ピアノ演奏感動ポイント①意外な礼儀正しい
私が見ていて驚いた点の一つに、イメージとは違った礼儀の正しさや言葉遣いの丁寧さがありました。
キャラクター上、下品な言葉はもちろん使います。
しかし、見に来てくれた人へ感謝や、今やっている企画についての説明、自分の思いなどについては、礼儀正しく、誠意をもって話しているんです。
「この動画を仕事や課題など、今やりたいと思っている作業のお供にしていただければ、身に余る光栄でございます。」
「今は、配信者人生をかけてピアノを弾いているので、無理しないでと言われても一切引きません。そこはご了承お願いいたします。」
この動画のアーカイブは残っていませんが、過去の生配信のアーカイブを見てみると、普段から丁寧な言葉遣いでの配信スタイルであることがわかります。
ゆゆうた24時間ピアノ演奏感動ポイント②リスナーを盛り上げる力&気遣い
今回は、リスナーからのリクエストに応えたり、曲名でしりとりをしたりと、常にコメントを見ながら、リスナーの要望に目を向けながら配信していました。
リクエストが多くきているなかで、知らない曲があったときは、片手を使ってスマホで曲を聴き、その場で耳コピして弾いてくれる場面も。

また、今回の配信は18:00からだったため、深夜に差し掛かるころが、最初の難関ともいえる時間帯でした。
ずっと弾き続け、手も疲れてきたころ、気持ちや指を休めるために、ジブリの落ち着いた曲を弾き始めた『ゆゆうた』さん。
しかし、「この時間にせっかく見守ってくれている人が、これをBGMにすることで寝てしまう」と自分を奮い立たせ、アップテンポな曲に切り替えていました。
配信者歴が長いこともあり、見ている人を楽しませるホスト精神はさすがです。
ゆゆうた24時間ピアノ演奏感動ポイント③覚悟と根性
最後は、なんといっても尋常でない覚悟と根性でしょう。
この24時間放送をやりきるために、準備を万端にし、配信中に見せた生々しい極限状態は、他では見られない圧巻のものでした。
トイレに行くことができないので、当日の朝から食事をせず、イチジク浣腸をし、オムツをつけた状態で配信をスタート。
そもそもこの企画は、技術力では他のピアノ系YouTuberに勝てないと思った『ゆゆうた』さんが、自信のあった体力を活かして、考えたものでした。
『ゆゆうた』さんは、24時間ピアノを引き続けるということ自体を、なにか特定の目的があってやっていることではありません。
しかし、到底無理だと思えることを成し遂げることに大きな意味があるのです。
それを理解して、行動に移す『ゆゆうた』さんに、力をもらった人も多いのではないでしょうか。
そして、人間は必死になると、体裁を取りつくろうことなどできません。
必死になって、鍵盤から指を離さないようにしながらオムツを取り替えたり、便意を我慢したりする姿は、とても滑稽なんです。
どうしようもなく笑いがこみ上げきて、その必死さになんだか感動する。
そのような経験は、他の動画ではなかなか見ることができないものだと感じました。
配信中、以下のようなことを語っていました。
無理だと思うからやってる。
できて当たり前なことをできても、「へーそうなんだ」としか思われない。
無理だと言われることをやってこそ意味ががある。
14時間で弾くのをやめるのは、常識の範囲内なんですよね。
それを超えてやるから、人の心を動かせると思うんですよね。
僕はなにかしらで、人の心を動かしたい。
数字がすべてだと思っていて、他人はどうでもいいなと思ってしまったり、友達もいなかったりしたけれど、みなさんがエネルギーをもらってくれたら僕の功績になる。
少しでもプラスになるなら、やってってよかったと思えるのでやっている。
純粋に感動してしまいました。
普段はネタキャラの『ゆゆうた』さんですが、配信者として信念を持っているのがわかる放送だったと思います。
ゆゆうた24時間ピアノ演奏感動ポイント④みんなが応援したフィナーレ
今回の配信は、始まった瞬間から、多くの人が見守り、話題を集めていました。
しかし、実際のところ、最後まで完走できると信じていた人はどのくらいいるのでしょうか。
半信半疑の気持ちで見ていた人も多かったと思います。
そんななか、『ゆゆうた』さんは、最後まで配信をやり遂げました。
ラストスパートの30分頃から、どんどん人が集まり、金額の大小に関わらず、スーパーチャットというYouTubeの投げ銭が次々と投げ込まれる状態に。
コメント欄も、一体感のある、感動と応援の声であふれていました。

そして、日本YouTube界の、パイオニアにしてトップのHIKAKINさんが、5万のスパチャを投げたことも話題に。

最後のカウントダウンは、体力を使い果たして、無言になりながらも弾き続ける『ゆゆうた』さんを19万人を超える人が固唾を呑んで見守っていました。
最後には、無事にやり切り、ツイートをしてから放心状態となっていた『ゆゆうた』さん。
リスナーからのコメントは、感動と労いでいっぱいです。
24時間ものあいだ、同じ場所で、トイレにも行かず、食事も取らず、ピアノを弾き続ける人の勇姿は、なかなか見られるものではなかったと思います。
『ゆゆうた』さん、24時間のピアノ演奏配信、本当にお疲れさまでした!
感動をありがとうございます!


今回は、純粋に感動してしまったので、この記事を書きました。
『ゆゆうた』さんのことは、『推し』という目線ではなく、エンターテイナーとして見ている人が多いと思いますが、ガチ恋リスナーもいるとのこと。
ガチ恋リスナーさんの気持ちも少しわかるような気がした、24時間でした!
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